水産資源の増殖事業

陸上で種苗生産され一定の期間を経た後、海に放流して魚類を育てる栽培漁業。
その栽培漁業と連携して幼魚から成魚にいたるまでの成長ステージに応じた保護育成礁を開発しています。

石詰式増殖礁

放流直後の幼稚魚を捕食魚から守ります。様々な形状の物があります。

単体式
t1
連結式
t2


様々な形状をした自然石を充填したユニットは
藻場を造成するとともに、魚類の餌料生物を豊富に供給する餌場となります。
ハニカム魚礁に取り付けることにより、礁内部の空間は魚類幼稚仔の絶好の隠れ場になります。


餌料培養ユニット

未利用のまま廃棄されている木材や貝殻を充填したユニットを魚礁に取付けて、
魚類の餌となる小型生物を高密度に蝟集させる餌料培養礁です。

間伐材(竹)の有効利用
地球温暖化対策の大きな要である森林資源保護に欠かせない間伐=間引きにより発生する
木材や竹を有効利用します。木材の隙間を生息場としたり、木材そのものをエサとする小動物が蝟集し、それらが有用魚類のエサとなります。
t4
天然素材を活かした複雑な微小空間の創造
ホタテ・カキの貝殻など産業廃棄物処理されている水産副産物を魚礁部材に混入
または空間に充填して、魚類の有用なエサとなる小型甲殻類などが潜入し生息する
多様な微小空間を創造する事が出来ます。

海の生産力を生かした餌料培養ユニット

GFRP製のメッシュ(GM)は付着物の成長によりGM部が覆われ、
その間隙に小型生物が集まります。
このGMは海の生産力を活かした安価な餌料培養基質です。
また、光の届く水深帯ではGMに海藻が着床し、藻場礁ともなります。

H6-GM型
2
GM(GFRP製メッシュ)には付着物が着生して
礁内部に陰影をもたらし、
さらに付着物の隙間などを棲家とする小生物が
魚類のエサともなります。

ナマコ増殖礁

隠れ場や餌場が豊富で、稚ナマコにとって快適な生息環境を創り出します。

ナマコ増殖礁
namako
窓部に取り付けた基質(GM、石材、貝殻)が
海中を浮遊するナマコ幼生をキャッチします。
また、礁内部の石材は多用な間隙を創り出し
稚ナマコの隠れ場となります。

サンゴ保護礁

サンゴの保護と生息範囲拡大に寄与するため、快適な生育環境を整えます。

サンゴ保護礁
sango
重厚なコンクリート製のため
厳しい環境下でも保護礁として活躍します。
着床基質に嵩上げした格子状基盤を用いることで、
光量を確保し、シルト類の堆積を低減します。
保護礁内に移植した稚サンゴは、
生存率・成長率ともに高まることが立証されています。

調査写真

H6-GM型礁
2
5
GMに着生したクロメ
6
GMへの付着器の固定状況
7
GMへ多量の付着物が着生
8
魚礁内部 メバル蝟集


ナマコ増殖礁
namako
n1
増殖礁上面に
着底する稚ナマコ
n2
増殖礁のブロック・石材に
着底する稚ナマコ
n3
増殖礁側面に着底する稚ナマコ
n4
増殖礁に着底する稚ナマコ


サンゴ保護礁
sango
s1
 
設置場所である小浜島の石西礁湖
s2
厳しい波浪の絶海の孤島、
沖ノ鳥島にも設置
s3
上面フェンスの取り外し
s4
礁内部へ入った様子
s5
 
食害に遭わないサイズまで
成長したサンゴ
s6
サンゴ増殖礁から広がったサンゴが
多くの水生生物のゆりかごと
なることを期待しています。


H3-T-GM(棚板+GFRP製メッシュ)型
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